ロレックスで一番安いモデルから、コストパフォーマンスに優れた人気モデルまでを詳しく紹介します。

ロレックスは定価改定や市場のニーズによって価格が大きく変動するため、一概にどのモデルが安いとは言い切れません。そのため、この記事では、腕時計のレンタルサービス「カリトケ」で安くレンタルできるモデルを基準に、ロレックスで安いモデルを紹介していきます。

ロレックスで一番安いモデルは「オイスターパーペチュアル (176200)」

ロレックスで最も安く取り扱われているモデルは、オイスターパーペチュアル (176200)です。シンプルな仕様でありながら、ロレックスの定番シリーズとしての風格を持っています。26mmのコンパクトなケースサイズが特徴で、女性の手首にも美しくフィットします。

可愛らしい配色を採用していながらも、無駄のないデザインはロレックスならではの持ち味といえるでしょう。小ぶりなサイズながらも確かな存在感を放ち、日常使いからフォーマルなシーンまで幅広く活躍してくれる1本です。

コストパフォーマンスに優れたロレックスのモデル
オイスターパーペチュアル以外にも、ロレックスには手の届きやすい価格帯でありながら、高い品質と魅力を兼ね備えたモデルが数多く存在します。続いて、コストパフォーマンスに優れたロレックスの代表的なモデルを紹介します。

エアキング (14000M)

エアキングは、ロレックスの中で最も古いペットネームを持つコレクションで、長い歴史を誇る名門シリーズです。その中でも、エアキング (14000M)は、シンプルなデザインと高級感が見事に調和したモデルで、飽きのこない洗練されたデザインが魅力です。

余計な装飾を省いたクリーンなデザインは、ビジネスシーンでの信頼感を演出してくれます。また、カジュアルなプライベートのお出かけにも自然に馴染むため、シーンを選ばず使いやすいでしょう。上品でありながら親しみやすい雰囲気を持つエアキングは、初めてロレックスを手にする人にもおすすめできるモデルです。

エアキング エンジンターンドベゼル (14010)

エアキング エンジンターンドベゼル (14010)は、スポーティーなデザインが魅力で、アクティブなライフスタイルを好む人におすすめのモデルです。エアキングらしいシンプルなデザインベースに、飛行機のエンジンをイメージした「エンジンターンドベゼル」が印象的なアクセントを加えています。

横から見るとベゼルの形が他のシリーズと明らかに異なるのがわかり、プロペラをモチーフにして斜めにカットされた独特の造形が目を引きます。スポーティーでありながら品格を失わない絶妙なバランスが最大の魅力といえるでしょう。

デイトジャスト (79174)

デイトジャストは、高い精度を誇る自動巻き「パーペチュアル」を搭載し、ロレックスの技術力の高さを実感できるモデルです。その中でも、デイトジャスト (79174)は、流行に左右されないタイムレスなデザインが特徴で、何年経っても色褪せることのない美しさを保ち続けます。

シンプルながら確かな存在感があるため、ロレックスファンの間で不動の人気を誇っています。フォーマルなビジネスシーンから、リラックスしたプライベートタイムまで、どんなシーンでも自然に馴染んでくれる懐の深さも魅力です。洗練されたデザインと確かな機能性を兼ね備えた、まさにロレックスらしい1本といえるでしょう。

オイスターパーペチュアル デイト (15200)

オイスターパーペチュアル デイト (15200)は、シンプルながら確かな存在感を放つデザインと、落ち着いたモノトーンのカラーリングが特徴のモデルです。デイトジャストと同様に、高い精度を誇る自動巻き「パーペチュアル」を搭載しています。

控えめでありながらも品格のある佇まいは、まさにロレックスの真骨頂といえます。日常的に身に着けていても飽きがこないデザインでありながら、特別な場面でもしっかりと存在感を発揮してくれます。機能性とデザイン性を高いレベルで両立させた傑作といえるでしょう。

オイスターパーペチュアル デイト エンジンターンドベゼル (15210)

オイスターパーペチュアル デイト エンジンターンドベゼル (15210)は、落ち着いた雰囲気の文字盤と、サイクロップレンズが搭載されたデイト表示が印象的なモデルです。

薄くてクラシカルなデザインは、スーツの袖口から覗かせても品よく決まり、上品に着用できます。エンジンターンドベゼルが加える繊細な装飾は、シンプルながらも洗練された美しさを演出します。控えめでありながらも確かな存在感を放ち、大人の男性にふさわしい1本として多くの支持を集めています。

ロレックスを安く手に入れる方法
憧れのロレックスを手に入れたいけれど、価格がネックになっている人も多いでしょう。実は、工夫次第でロレックスを比較的安く入手できる方法があります。ここでは、ロレックスを安く手に入れる方法を紹介します。

海外で購入する
海外の為替レートの影響や現地の税制の違いを活用して、お得にロレックスを手に入れられる可能性があります。特に以下の4か国は、比較的安く購入できる国として有名です。

アトリエ・ド・クロノメトリーのユニークピース、AdC17を紹介しよう。

7年経った今、オーダーメイドウォッチへの需要は、その仕上がりの素晴らしさと同じぐらい強いようだ。
先週、アトリエ・ド・クロノメトリー(Atelier de Chronométrie)がInstagramにユニークピースを投稿したとき、私は心を奪われた。
その最新作、AdC17 ラトラパンテ(AdC17 rattrapante)は、直径39mmに厚さ13.3mmのグレーとローズゴールドの18K製ツートンカラーケースに、ゴージャスなガルバニックローズゴールドのツートンカラーダイヤルを備えた、とにかくゴージャスなモデルである。ダイヤルにはローズゴールドのバーインデックスとブレゲ数字、ローズゴールドとブルースティールの針、そしてローズゴールドのリューズとプッシャーが配されている。針、リューズ、プッシャーのローズゴールドの色調は、ダイヤルのローズよりも明らかにイエローが強く感じられる。これは時として衝突することもあるが、このモデルではうまく機能している。
本当はHands-Onで紹介したいところだが、今回は残念ながらほんのひと握りの写真で我慢してもらいたい。カスタムメイドであり、そして現在3人の従業員で構成されるこのブランドの年産10本のうちの1本であるため、私がAdC17を実際に見ることはおそらくないだろう。しかし提供された4枚の画像からでも、アトリエ・ド・クロノメトリーとこの時計を依頼したクライアントについて多くを知ることができる。ここで1歩引いて見てみよう。
バルセロナを拠点とするビスポーク時計製造チームについて初めて取り上げたのは7年前だが、当時は信じられないというコメントもあった。そのうちのひとりはハイエンド市場が“縮小”しているなかで、高額なオーダーメイドウォッチの需要はどこにあるのかと考えていたようだ。このエピソードは、ここ数年のブームをそのとき誰も予想していなかったことを物語っている。そのあいだにもアトリエ・ド・クロノメトリーはOnly Watchのためのふたつの時計や、今年発表された初の自社製キャリバーなど、魅力的な作品を発表し続けている。
この時計に対する私の最初の感想は、AdC17の、そしてアトリエ・ド・クロノメトリー全体をさらに素晴らしいものにしているのは、ここ数週間で議論を巻き起こし、我らがトニー・トレイナによる素晴らしい記事のきっかけとなったものだ、というものだった。これはオマージュなのか? ほかのブランドによる“芸術性”の引用なのだろうか? 私はそうは思わないが、この時計がヴィンテージ趣味の持ち主によってデザインされたことは明らかだ。コルヌ・ドゥ・ヴァッシュのラグ、ブレゲ数字、ツーレジスターのレイアウトは、多くのブランドからインスピレーションを得たものだろうが、決して特定のブランドが独占しているわけではない。
コルヌ・ドゥ・ヴァッシュのラグはヴァシュロン・コンスタンタンの時計に使用されていることで知られているが、JLCも同じケースサプライヤーを使用し、コルヌ・ドゥ・ヴァッシュのラグを採用していることが多い。ブレゲ数字も、パテック(と当然ブレゲ)がクロノグラフの代名詞としているとしても、多くのブランドで使用されている。初期のパテック Ref.130を彷彿とさせるダイヤルには長めのバーインデックスと、ブロック体のローマ数字の代わりにブレゲ数字が12時と6時に配されている。ツートンカラーのケースもRef.130のバリエーションにインスパイアされたものだろう。
アトリエ・ド・クロノメトリーに連絡を取り、デザインプロセスについて詳しく聞いた。すべての時計は、それぞれの顧客にとって唯一無二のものであり、決して同じものは作られない。顧客は多くの場合、アイデアを持ち込んできて(なかには何も考えずアドバイスを受け入れる人もいる)、それを元に図面、2次元イメージ、3次元イメージが作られる。この場合、顧客は航空分野が非常に好きだったため、ノット単位で表示されるタキメータースケールなど独自のアイデアを提案した。デザインが固まったらキャリバーとケースの製作に入る。今は注文が多いので、納期は約3年となっている。
AdC17 Chronograph
ムーブメントはヴィンテージのヴィーナス179をベースに、パラジウムメッキのブリッジ、ピンクゴールドメッキのホイール、SSの装飾に、ブラックのポリッシュ仕上げが施されている。センターのラトラパンテホイールはチタン製だ。
ブランドは私にこの作品の価格を教えてくれなかったが、コレクターに話を聞いた結果、おそらく6桁ドル前後であろうことは間違いない。その価値があるかどうかは、それを見る人の目にかかっている。目新しい自社製ムーブメントがあれば、もっと強い主張ができると思う。しかしデザインについては、私がオーナーになれたらと思うほど美しく仕上がっている。
ジャズの世界では、自分のバリエーションを演奏する前に、そのベースとなる曲の基本を知っておかなければならないと考えられている。ジャズのスタンダードナンバーを自分なりにアレンジしようとする前に、人々は『リアルブック(原題:Real Book)』に載っている曲のあらゆるソロやバリエーションを研究する。ポップスからロックまで、あらゆるところで内輪ネタのように登場する短いフレーズ、“リック”というものもある。偉大なミュージシャンたちでさえ、互いの演奏のソロのバリエーションを披露し合う。
私はAdC17をそのように見ている。誰かが偉大な作品の優れた部分を取り入れ、それを自分のものにしたのだ。そして、実際に見ることができないのが残念でならない。
アトリエ・ド・クロノメトリー AdC17。機械式手巻き時計、スプリットセコンドクロノグラフ。直径39mm 、厚さ13.3mm、グレーおよびローズゴールドの18K製ケース。“ヴィーナス179”をベースにした手巻きムーブメント、パラジウムメッキのブリッジ、ピンクゴールドメッキのホイール、SS製の装飾、ブラックポリッシュ仕上げのパーツ。9時位置にランニングセコンド、3時位置に30分積算計。ガルバニック仕上げのローズゴールド製ツートンダイヤルにノット表記のタキメータースケール。18Kローズゴールド製の針4本とブルースティール製の針2本。カスタムオーダーも受け付けている。

オーデマ ピゲは“CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ”コレクションに、新作モデル全2種の発売を開始した。

AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ スターホイール
”CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ スターホイール”は、1991年に誕生した回転ディスク式時刻表示”ヴァガボンドアワー”を現代的に再構築したモデル。星型のネジをモチーフにしたデザインが印象的だ。

文字盤中央には、三枚の透明ディスクに数字を刻んだ回転式の時刻表示が配置され、針を使わずに時間を指し示す独創的な仕組みを採用した。

ケースサイズは、41mm、素材は18Kピンクゴールド製ベゼルと裏ブタに、ブラックセラミックのミドルケースを組み合わせたツートーン仕様。深みのあるブラックアベンチュリンの文字盤が幻想的な輝きを放つ。

ムーヴメントには、自動巻きの”Cal.4310”を備え、約70時間のパワーリザーブ機能と3気圧防水機能を搭載。なお、販売価格は858万円だ。

AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン オープンワーク
一方の”CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン オープンワーク”は、新開発キャリバー”2980”を搭載したモデル。コレクション初となる、トゥールビヨンの浮遊するような回転と、透け感のあるシースルー構造が融合した、圧倒的な存在感を放つ新作だ。

オーデマ ピゲ CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ 18Kピンクゴールド
■Ref.26601NR.OO.D002KB.01。18KPK・CE(41mm径)。3気圧防水。自動巻き(Cal.2980)。価格要問合せ

こちらもケースは41mm、素材には18Kピンクゴールドケースにブラックセラミックのミドルケースを組み合わせる。風防は、ダブルカーブの反射防止加工サファイアクリスタルを採用した。

また、ムーヴメントには、自動巻きの”Cal.2980”を搭載。約65時間のパワーリザーブと3気圧防水機能を備える。なお、販売価格は要問合せとなっている。

リシャールミルの人気モデルの値段を紹介するとともに、

リシャールミルの値段はなぜ高い?人気モデルの定価を一挙紹介

リシャールミルは、数百万円から億を超える価格帯で取引される超高級時計ブランドです。この記事では、リシャールミルの人気モデルの値段を紹介するとともに、素材・構造・生産方法など多角的な視点から、高額である理由を詳しく解説します。

リシャールミルとは?

リシャールミル(Richard Mille)は、2001年に創業した比較的新しい高級時計ブランドです。創設者のリシャール・ミル氏は「時計界の革命児」として知られ、従来の高級時計の概念を覆すような革新的なアプローチで業界に衝撃を与えました。

F1レーシングの先端技術を時計製造に応用し、超軽量かつ耐衝撃性に優れた腕時計を次々と生み出しています。ラファエル・ナダルやフェリペ・マッサといったトップアスリートが着用し、あらゆる状況でも機能する頑丈さと精密さを兼ね備えています。

また、伝統的な高級時計ブランドが歴史や伝統を重視するのに対し、リシャールミルは最先端の技術と素材にこだわり、革新性を追求しているのが特徴です。

リシャールミルの人気モデルの値段
リシャールミルの腕時計は、最も手頃な入門モデルでも数百万円からスタートし、限定モデルともなれば1億円を超えるものも珍しくありません。ここでは、人気モデルの定価目安を紹介します。

なお、公式サイトには具体的な価格は記載されておらず、正規販売店で直接問い合わせるか、実際に購入申し込みをしないと正確な定価がわからないケースもあります。あくまでも目安として参考にしてください。

モデル 定価(約)
RM 011 オートマティック フライバック クロノグラフ フェリペ・マッサ 約1,500万円
RM 012 トゥールビヨン 約5,000万円
RM 027 トゥールビヨン ラファエル・ナダル 約4,700万円
RM 052 トゥールビヨン スカル 約4,708万円
RM 056 トゥールビヨン クロノグラフ サファイア 約1億5,400万円
RM 056 ジャン・トッド 約2億4,750万円
RM 11-04 オートマティック フライバック クロノグラフ ロベルト・マンチーニ 約7,000万円
RM 52-05 トゥールビヨン ファレル・ウィリアムス 約3億1,460万円
RM 057 トゥールビヨン ジャッキー・チェン 約4,900万円
RM 011 オートマティック フライバック クロノグラフ フェリペ・マッサ
RM 011 オートマティック フライバック クロノグラフ フェリペ・マッサは、F1ドライバーのフェリペ・マッサとのコラボモデルです。フライバッククロノグラフや12時間積算計、60分カウントダウンタイマー、デイト表示を搭載しています。定価は約1,500万円です。

RM 012 トゥールビヨン
RM 012 トゥールビヨンは、建築的なデザインを追求したパイプ構造を採用し、スケルトン仕様のモデルです。30本限定の展開で、定価は約5,000万円です。

RM 027 トゥールビヨン ラファエル・ナダル
RM 027 トゥールビヨン ラファエル・ナダルは、テニス選手のラファエル・ナダルとのコラボモデルです。重量20g以下の超軽量設計が特徴で、定価は約4,700万円です。

RM 052 トゥールビヨン スカル
RM 052 トゥールビヨン スカルは、スカルモチーフを大胆に配置し、ムーブメントの一部として機能するモデルです。15本限定の展開で、定価は約4,708万円です。

RM 056 トゥールビヨン クロノグラフ サファイア
RM 056 トゥールビヨン クロノグラフ サファイアは、ケース全体にサファイアクリスタルを使用し、スケルトン構造を強調したモデルです。5本限定の展開で、定価は約1億5,400万円です。

RM 056 ジャン・トッド
RM 056 ジャン・トッドは、FIA会長のジャン・トッドのキャリア50周年記念モデルです。全面サファイアクリスタル製で、定価は約2億4,750万円です。

RM 11-04 オートマティック フライバック クロノグラフ ロベルト・マンチーニ
RM 11-04 オートマティック フライバック クロノグラフ ロベルト・マンチーニは、サッカー監督のロベルト・マンチーニとのコラボモデルです。カーボンTPTケースを採用し、定価は約7,000万円です。

RM 52-05 トゥールビヨン ファレル・ウィリアムス
RM 52-05 トゥールビヨン ファレル・ウィリアムスは、音楽プロデューサーのファレル・ウィリアムスとのコラボモデルです。グレード5チタンを使用し、定価は約3億1,460万円です。

RM 057 トゥールビヨン ジャッキー・チェン
RM 057 トゥールビヨン ジャッキー・チェンは、ジャッキー・チェンの中国名「成龍」をモチーフにしたデザインのモデルです。36本限定の展開で、定価は約4,900万円です。

リシャールミルはなぜ高いのか?

リシャールミルの腕時計が数千万円、時には1億円を超える価格で取引されるのには、単なるブランド力以上の明確な理由があります。ここでは、製造工程や素材選びから販売戦略まで、リシャールミルの腕時計が高額である理由を詳しく解説します。

高級素材を使用
リシャールミルの腕時計は、カーボンTPTやグレード5チタン、シリコンナイトライドなど、F1マシンや最新の航空機にも使用される先端的な素材を採用しています。

超軽量でありながら驚異的な強度を持ち、例えば重さわずか30グラム程度のモデルが1,000G以上の衝撃にも耐えるという驚くべき特性を実現しています。テニスプレイヤーのラファエル・ナダルが試合中に着用しても支障がないほどの軽さと頑丈さです。

しかし、リシャールミルの腕時計に使用されている先端素材は非常に高価で、加工も極めて難しいため、部品製造だけでも膨大なコストがかかります。また、素材開発自体にも莫大な研究費が投入されているため、最終価格に大きく反映されています。

画期的な構造と複雑機構
リシャールミルの腕時計は、見た目の美しさだけでなく、内部構造にも並外れた工夫が凝らされています。特に特徴的なのは、トゥールビヨンやクロノグラフといった複雑機構を、従来の常識を覆す形で実装している点です。

例えば、一般的な高級時計のトゥールビヨンは衝撃に弱いのが難点です。リシャールミルは独自のサスペンション機構を開発し、激しい動きにも対応できる設計を実現しています。テニスコートでのフォアハンドストロークの衝撃にも耐えられるよう設計されたムーブメントは、時計工学の常識を覆す革新です。

画期的な機構を設計・製造するには、何百もの試作と何千時間もの開発時間が必要です。1つの機構を完成させるために数年を要することもあり、最終価格に反映されています。

手作業による少量生産
大手高級時計ブランドが年間数十万本生産している一方で、リシャールミルはわずか約5,000本程度と極めて限られています。

生産量が少ない最大の理由は、ほぼすべての工程が熟練した職人の手作業によって行われているからです。1本の時計を完成させるには、数百時間から千時間以上の作業時間がかかるものもあります。例えば、複雑なケース構造は最大で40時間もの高精度機械加工を必要とし、さらに手作業による仕上げが加わります。

また、カーボンTPTなどの特殊素材は量産に向かない性質を持っており、そもそも大量生産が困難です。手作業による少量生産が、市場での希少性を高め、すぐには手に入らないというプレミアム感を生み出しています。

高いブランド戦略と限定性
リシャールミルは、一般的な高級時計ブランドと比べ、広告宣伝費を抑える独自のマーケティング戦略を展開しています。代わりに採用しているのが、F1ドライバーのフェルナンド・アロンソや、テニスプレイヤーのラファエル・ナダルなど、厳選されたトップアスリートとのパートナーシップです。

また、これらのアスリートは、実際の競技中にもリシャールミルの腕時計を着用しています。通常、高級時計は競技中に着けることは考えられませんが、リシャールミルはその軽さと耐久性を証明するため、極限状況下での着用を推奨しているのです。

また、リシャールミルの限定モデルは、コレクターの間で熾烈な争奪戦を引き起こし、価値を高めています。戦略的な希少性の演出が、ブランド全体の価値向上につながっています。

ステータスと資産価値の象徴
リシャールミルの腕時計は、セレブリティやスポーツ選手、実業家などの影響力のある人々が着用することで、「成功の証」としての地位を確立しています。

投資価値も非常に高く、特に限定モデルは発売直後から市場価格が定価を大きく上回ることも珍しくありません。例えば、定価3,000万円の限定モデルが中古市場で5,000万円以上で取引されるケースもあります。

リシャールミルの腕時計には、着用することで喜びを得られると同時に、将来的な資産価値も期待できるという二重の魅力があるのです。

リシャールミルを安く手に入れる方法
高額なリシャールミルでも、購入方法によってはより手頃な価格で入手できる可能性があります。ここでは、リシャールミルをできるだけリーズナブルに手に入れるための方法を紹介します。それぞれにメリットとリスクがあるため、自分に合った購入方法を見つける参考にしてください。

正規店で購入する
正規店での購入は、一見すると安くないように感じますが、長期的な視点ではプラスに働くことがあります。確かに定価での購入となりますが、ブランドの公式保証やアフターサービスが完全に受けられるという大きな安心感があります。

リシャールミルは複雑な機構を持ち、定期的なメンテナンスが不可欠です。正規店購入であれば、将来的な修理やオーバーホールの際に円滑なサポートを受けられます。また、正規店では購入時に値引きはほとんど期待できませんが、付属品の完備や状態の保証という点で安心です。

加えて、人気の高いモデルは購入後に価値が上昇するケースもあり、その場合は「結果的に安く手に入れた」ことになります。ただし、正規店では在庫確保や順番待ちが必要なケースが多く、希望のモデルをすぐに入手できるとは限りません。

並行輸入品を購入する
並行輸入品とは、正規代理店以外のルートで輸入された商品のことです。リシャールミルの場合、国や地域によって価格設定や為替レートの違いがあるため、並行輸入品は正規品よりも10〜20%程度安く購入できる可能性があります。

例えば、ヨーロッパで購入したリシャールミルを日本に輸入する場合、付加価値税(VAT)の還付により、実質的に税金分安く購入できることがあります。海外の正規店で購入した商品を個人輸入する形なので、品質面では正規品と同等です。

ただし、国際保証はあっても日本国内の正規店でのアフターサービスを受けにくくなる場合があるため注意が必要です。また、並行輸入業者の信頼性も見極めないといけません。実績のある業者を選ぶことで、偽物のリスクを最小限に抑えられます。

中古品を購入する
最も大きな値引きが期待できるのが中古市場です。リシャールミルの中古品は、状態や人気モデルにもよりますが、新品の30〜50%程度安く購入できるケースもあります。特に、初期のモデルやステンレスケースのモデルなど、比較的シンプルな仕様のものは、新品よりもかなり安価に入手可能です。

信頼性の高い中古時計専門店やオークションサイトでは、真贋鑑定済みの商品を取り扱っており、品質面でも一定の安心感があります。また、すでに市場価値が安定しているモデルであれば、価値の大きな下落のリスクなく購入できるでしょう。

ただし、中古品を購入する場合は、外観だけでなく、内部機構の状態や付属品の有無、過去の修理歴などをしっかり確認することが重要です。また、人気モデルでは中古市場でも新品以上の価格で取引されることがあるため、モデル選びも慎重に行う必要があります。

アルピナの新作、アルパイナー ヘリテージ カレに発表。

アルピナはふたつの最新モデルをリリースしたことで、同社の長い伝統と、ブランドの将来に対する現在のビジョンの両方をアピールした。アルピナのファンにとってはありがたいことに、どちらもとてもなじみ深いものだ。(編集注記:日本ではすべて未展開)

昨年、アルピナ創立140周年を記念した際に発表された、手巻きCal.490搭載の最初のふたつの時計は、クラシカルなスタイルのタンク型ウォッチの成功に基づいたものである。これは1938年に製造されたムーブメントを復元して、シルバー製ケースに収めていたのだが、アルピナはわずか14本しか作っていない。現在、アルパイナー ヘリテージ カレコレクションが同様の美学を備えているが、これはモダンなムーブメント(自動巻きの機械式Cal.AL-530)を動力源としている。ブラックダイヤルとシルバーのツートンカラーのバリエーションがあるアルパイナー ヘリテージ カレのサイズは32.5mm×39mm、厚さは9.71mmと快適なつけ心地を提供する。

クラシックなスタイリングに、少し段差が設けられたケースは、昨年のリリースを見ていない人でも親しみを感じるだろう。どちらのバージョンにも当時のアラビア数字、リーフ針、そしてオリジナルのアルピナロゴが入っている。ともに1595ドル(日本円で約23万3000円)で販売されるが、ブラックダイヤルは米国では販売されないことに注意が必要だ。

もっとモダンでタフなものを探している人には、新しいスタータイマー パイロット クォーツ ワールドタイマーをおすすめしよう。クォーツムーブメントを搭載したことで、1095ドル(日本円で約16万円)という手頃な価格を実現したこのモデルは、スタータイマーシリーズ初のワールドタイムコンプリケーションとして登場した。この価格で時・分・秒、GMT、ワールドタイマーを搭載した、3つのカラーバリエーションのいずれから選ぶこといができる。なおサイズはいずれも41mm径×11.5mm厚だ。アーミーグリーンダイヤルはワイルドな印象で、ブルーとブラックのダイヤルはややクラシックに見える。グリーンとブルーのものを選ぶとブレスレットが付いて1095ドル(日本円で約16万円)、ブラックだとホワイトステッチが入ったブラックカーフレザーストラップ付きとなり、100ドル節約ができる。色に関係なく、この価格はかなりお得だろう。

我々の考え
ひとつの記事にまったく異なるふたつのリリースを入れたおかげで、私の脳はいろんなことを考えることになったが、短くまとまるように思索したいと思う。まずはアルパイナー ヘリテージ カレから。これは、長方形で作られていたヴィンテージウォッチの黎明期を見事に表した素晴らしいものだ。当初の、ヴィンテージキャリバーを搭載するという独創的なアイデアはいつも楽しいものだが、当然ながら最終的に手に入る時計の数は限られ、価格も高くなるのが一般的だ。その代わり今回のリリースでは、比較的手頃な1595ドル(日本円で約23万3000円)という値段で、シンプルかつクラシック、そして少しオールドスクールな雰囲気を楽しみたい場合に、実に堅実なドレッシーオプションとして得ることができる。

しかし私は自分自身に忠実なため、ワールドタイムとGMTの便利さを考えると、スタータイマー パイロット クォーツ ワールドタイマーのほうが私のスピードに合っていると感じる。日付窓が24時間表示に食い込んでいるのが気になるが、それ以外はあまり気にならず、スッキリとしたサイズ感でつけやすい時計に見える。コーラー型GMTなのかフライヤー型GMTなのか、情報はまだないが、詳細がわかり次第また報告しよう。

基本情報
ブランド: アルピナ(Alpina)
モデル名: アルバイナー ヘリテージ カレ オートマティック 140周年(Alpiner Heritage Carrée Automatic 140 Years)、スタータイマー パイロット クォーツ ワールドタイマー(Startimer Pilot Quartz Worldtimer)
型番: AL-530BA3C6(アルパイナー、ブラックダイヤル)、AL-530SAC3C6(アルパイナー、ツートンダイヤル)、AL-255GR4S26B(スタータイマー、グリーンダイヤル)、AL-255N4S26B(スタータイマー、ブルーダイヤル)、AL-255BRB4S26(スタータイマー、ブラックダイヤル)

直径: 32.5mm×39mm(アルパイナー) 41mm(スタータイマー)
厚さ: 9.71mm(アルパイナー)、11.5mm(スタータイマー)
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: マット仕上げのシルバーまたはブラック(アルパイナー)、サンレイ仕上げのネイビーブルー、グリーン、ブラック(スタータイマー)
インデックス: プリントアラビア数字と目盛り(アルパイナー)、ホワイトで夜光処理されたプリントアラビア数字、ホワイトの外周リングにミニッツスケール、昼夜表示付き24時間ディスク、24都市表示付き都市ディスク(スタータイマー)
夜光: スタータイマーのみあり
防水性能: 30m(アルパイナー) 100m(スタータイマー)
ストラップ/ブレスレット: ライトブラウンのオーストリッチ製レザーストラップ、オフホワイトのステッチとピンバックル(アルパイナー)、サテン仕上げとポリッシュ仕上げのSS製3連リンクブレスレットとプッシュボタン付きフォールディングバックル、またはブラックカーフレザーストラップ、ダーティーホワイトのステッチとピンバックル(スタータイマー)

スタータイマー パイロット クォーツ ワールドタイマーの裏蓋
ムーブメント情報
キャリバー: AL-530(アルパイナー)、AL-255(スタータイマー)
機能: 時・分・スモールセコンド(アルパイナー)、時・分・センターセコンド、日付表示、GMT、ワールドタイマー(スタータイマー)
パワーリザーブ: 約38時間(Alpiner)、約45カ月の電池寿命(スタータイマー)
巻き上げ方式: 自動巻き(アルパイナー)、クォーツ(スタータイマー)
振動数: 2万8800振動/時(アルパイナー)
石数: 31(アルパイナー)、1(スタータイマー)

価格 & 発売時期
価格: アルパイナーは1595ドル(日本円で約23万3000円)、スタータイマーはブレスレットタイプが1095ドル(日本円で約16万円)、ストラップタイプが95ドル(日本円で約14万5000円)
発売時期: 日本での発売はなし