34mm径のフランソワ・ボーゲル製ケースに着想を得た過去へのオマージュモデルに、現代のエッセンスを絶妙に融合。

ヘリテージ オートマティックやその他のヴィンテージスタイルの成功を受けて、アルピナはかつての優れた3針モデルのひとつを、現代のウォッチファン向けに再解釈し復活させた。

Alpina Heritage Tropic Proof
34mm径のステンレススティール製トロピックプルーフはホワイトとブラックの2種のダイヤルバリエーションで展開されており、その姿は往年の同名ヴィンテージモデルを色濃く想起させる。当時の多くのモデルと同様に、本作でもケースには伝説的なケースメーカー、フランソワ・ボーゲルが供給したものを彷彿とさせる要素が取り入れられている。防水ケースのスペシャリストとして知られるこのケースは、パテック フィリップや、ヴァシュロン・コンスタンタン、モバードなど数多くのブランドに用いられていた。今回のトロピックプルーフにおいてもそのオマージュは明確で、シンプルな傾斜ラグや10角形のねじ込み式ケースバックにその特徴が表れている。

トロピックプルーフのふたつのバリエーションはダイヤルの仕様によって区別され、ホワイトとブラックの両バリエーションともにアルピナ独自のグロス仕上げが施されている。実物を目にするのがいまから楽しみな仕様だ。1960年代のヴィンテージ トロピックプルーフに見られた、グロッシーな“ギルト”ダイヤルを意識していることは明白だろう。インデックスはシルバートーンのアプライド仕様で、針はすべて手作業でポリッシュされている。

Alpina Heritage Tropic Proof
トロピックプルーフに搭載されるのは、アルピナの新型ムーブメントであるCal.AL-480だ。本ムーブメントについては現時点で詳しい情報は明かされていないが、手巻き式でパワーリザーブは42時間、振動数は2万8800振動/時となっている。

2種のモデルはいずれも限定ではなく、価格はともに1895ドル(日本円で約27万6000円。※日本展開なし)に設定されている。今年7月から発売開始の予定だ。

我々の考え
正直に言ってアルピナはもっと評価されるべきだ。2002年の復活以来、同ブランドはヴィンテージ調のツールウォッチに傾倒し、ディテールにこだわる愛好家たちのために、静かにその砦を守り続けてきた。フランソワ・ボーゲルのケースや、それを参照した現代的なモデルを数多く扱ってきた者として、今回のトロピックプルーフを目にしたときは思わず身を乗り出してしまった。

Alpina Heritage Tropic Proof
10角形のケースバックやギルト風の光沢あるダイヤル仕上げといったディテールは、正確に再現するのが非常に難しい部分であるにもかかわらず、アルピナは見事にまとめ上げている。価値あるヴィンテージウォッチを参照することと、それを2025年に身につけられる製品として成立させることとはまったく別の話だ。この両者を見事に融合させている術こそアルピナの真骨頂であり、今回のトロピックプルーフでもその手腕が光っている。

本作でアルピナが何か革新的なことをしているわけではないが、それでいいのだ。これは、日常使いできるドレスウォッチという古くからあるコンセプトに基づいた、非常に実用的な3針時計である。たとえばケースの厚みはわずか9.25mmに抑えられており、風防には一般的なフラット型ではなく、反射防止コーティングを施したボックス型のサファイアクリスタルが採用されている。これらの仕様も、ヴィンテージ感をさりげなく強調する絶妙なディテールだ。

Alpina Heritage Tropic Proof
コンパクトで的確にヴィンテージの雰囲気をまといながらも、アルピナ ヘリテージ トロピックプルーフには気負いがない。そして2000ドルを切る価格であれば、それで十分魅力的だ。これは、ヴィンテージウォッチに興味を持ち始めた人にも、すでに深く魅了されている人にも響く優れた1本である。

そのほか、Watches & Wonders 2025の最新情報については、こちらをページをチェックして欲しい。

基本情報
ブランド: アルピナ(Alpina)
モデル名: ヘリテージ トロピックプルーフ(Heritage Tropic Proof)
型番: AL-480S2H6 and AL-480B2H6

直径: 34mm
厚さ: 9.25mm
ケース素材: スティール
文字盤色: ホワイト、もしくはブラック
インデックス: アプライド
夜光: ルミノバ
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: スティール製ピンバックルが付いたベージュのアルカンターラストラップ(同色ステッチ)

Alpina Heritage Tropic Proof
ムーブメント情報
キャリバー: AL-480
機能: 時・分表示、センターセコンド
パワーリザーブ: 42時間
巻き上げ方式: 手巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 17

価格 & 発売時期
価格: 1895ドル(日本円で約27万6000円)
発売時期: 2025年7月(※日本展開なし)
限定: なし

ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)から、新作フルーツポーチが登場。

“オレンジの果実”モチーフのポーチ
オレンジ マルチポーチ 415,000円(H16×W16cm)
オレンジ マルチポーチ 415,000円(H16×W16cm)
ボッテガヴェネタ コピーが2025年夏に提案するのは、フルーツをモチーフにしたユニークなポーチ。オレンジの果実をモチーフにした「オレンジ マルチポーチ」は、アイコニックなイントレチャートレザーを使用して、夏の太陽をいっぱい浴びたオレンジを表現している。ショルダーストラップには、レザーでかたどった葉のモチーフを合わせた。

オレンジ マルチポーチ 415,000円(H16×W16cm)
オレンジ マルチポーチ 415,000円(H16×W16cm)
収納部分も遊び心満載。本物のオンレジをカットするかのように収納部を開けば、スライス状の4つのポーチがあらわになる。ファスナー仕様なので、物を出し入れしやすいのも嬉しい。

“イチゴの果実”風クロシェ編みポーチ
フラゴリーナ ポーチ 1,094,500円(H15×W12×D10cm)
フラゴリーナ ポーチ 1,094,500円(H15×W12×D10cm)
2色のレザーを用いて立体的に編み上げ、イチゴの果実に見立てたクロシェ編みの「フラゴリーナ ポーチ」も要チェック。ドローストリングによる開閉式で、さっと物を収納可能だ。レザー製のショルダーストラップ付きなので、ハンドバッグやショルダーバッグとしても使用できる。

【詳細】
ボッテガ・ヴェネタ フルーツポーチ
発売時期:2025年7月
展開店舗:ボッテガ・ヴェネタ 銀座フラッグシップ
価格:
・オレンジ マルチポーチ 415,000円(H16×W16cm)
・フラゴリーナ ポーチ 1,094,500円(H15×W12×D10cm)

【問い合わせ先】
ボッテガ・ヴェネタ ジャパン
TEL:0120-60-1966

ユニフォーム エクスペリメントとアートディレクター吉田ユニのコラボレーションウェアやグッズが登場。

“実物”にこだわるアートディレクター吉田ユニとコラボ
FLOWER ショートスリーブTシャツ11,000円
FLOWER ショートスリーブTシャツ11,000円
フラグメント デザイン(fragment design)の藤原ヒロシと、ソフ(SOPH.)の清永浩文(SOPH.)が手がけるブランド・ユニフォーム エクスペリメントが、吉田ユニとコラボレーション。

あいみょんのジャケットワークや、エテュセ(ettusais)のビジュアルなどで知られる吉田ユニは、CGではなく“実物”を用いた表現にこだわるアートディレクター。実物のモチーフを制作・撮影することで生まれる独特の違和感や、強いインパクトを放つ作風が特徴だ。

フルーツで表した惑星など全3種のアートワーク
FRUITS PLANET ポーチ 6,600円
FRUITS PLANET ポーチ 6,600円
本コラボレーションは、惑星や月たちをフルーツで表現した「FRUITS PLANET」、一輪の花を部分的にモザイクで表した「FLOWER」、愛らしいテディベアを泥と土で成形した「MUD DOLL」のアートワークをもとに展開。Tシャツやシャツといったアパレル、トートバッグ、キーリングなど、豊富なアイテムがラインナップする。

アートワーク主役のTシャツや開襟シャツ
FLOWER シャツ 各29,700円
FLOWER シャツ 各29,700円
アパレルは、アートワークをフロントや背面にあしらったシンプルな半袖Tシャツをはじめ、ストライブ柄やチェック柄の開襟シャツも登場。アイテムそのものを“キャンバス”に見立て、アートワークを落とし込んでいる。

テディベアキーリングや“フルーツ惑星”パケの色鉛筆も
MUD DOLL キーリング 各3,850円
MUD DOLL キーリング 各3,850円
また、テディベアモチーフの「MUD DOLL」ではキーホルダーを用意するほか、太陽系天体を果物で表現した「FRUITS PLANET」では色鉛筆、花弁や葉の身を切り抜いてピクセル化した「FLOEWR」ではノートブックセットも展開。多彩なコラボレーションアイテムを楽しめる。

「ヴイエー」の期間限定ストアで発売
なお、紹介したアイテムは、藤原ヒロシがディレクションするコンセプトストア「ヴイエー」にて限定販売。2024年12月にオープンした「ヴイエー」は、“Various Artists”を意味するストア名の通り、多くの人が訪れるストアを目指すべく、物販・カフェ・ベーカリーを複合的に展開している。

詳細
ユニフォーム エクスペリメント×吉田ユニ
販売期間:2025年7月18日(金)~7月27日(日)
販売店舗:ヴイエー
住所:東京都渋谷区神宮前 6-1-9
<アイテム例>
・FRUITS PLANET ポーチ 6,600円
・FLOWER シャツ 各29,700円
・MUD DOLL キーリング 各3,850円

フミカ_ウチダ(FUMIKA_UCHIDA)とチャコリ(CHACOLI)のコラボレーションアイテムが新登場。

ヴィンテージを再構築したコラボバッグ&ベスト
「カーペンターズツールバッグ」L 207,900円
「カーペンターズツールバッグ」L 207,900円
コラボレーションで展開されるのは、バッグとベストの2型だ。バッグ「カーペンターズツールバッグ(CARPENTER’S TOOL BAG)」は、ヴィンテージのツールバッグを、重厚感あふれるレザーで再構築。バッグ本体に使用されている革は、一般的にワークブーツやエンジニアブーツのアッパーとして使用される、アメリカ・シカゴのホーウィン レザー カンパニー(Horween Leather Company)が製造した牛革だ。柔軟でしなやかな質感を持ち、使い込むほどに美しい経年変化を楽しめる。

「カーペンターズツールバッグ」S 174,900円 、L 207,900円
「カーペンターズツールバッグ」S 174,900円 、L 207,900円
またハンドル部分の芯材としてロープを仕込むなど、日常で使用できるよう耐久性を高めている。

「コットンキャンバスタクティカルベスト」79,200円
「コットンキャンバスタクティカルベスト」79,200円
ベストは、ヴィンテージのタクティカルベストをベースに、ベスト型バッグとしても使える機能的なデザインへと再構築。前面のポケットは、収納時のシルエットまで考慮した立体的な設計が特徴だ。

「コットンキャンバスタクティカルベスト」79,200円
「コットンキャンバスタクティカルベスト」79,200円
なお素材には、ヴィンテージの海軍ユニフォームを思わせる、目の詰まったオリジナルキャンバス生地を使用。表面には、硬さを出すためコーティングを施し、まるでデッドストックのような雰囲気に。使用を重ねることでコーティングが落ちていき、経年変化も楽しめる。

【詳細】
フミカ_ウチダ × チャコリ
発売日:2025年 6月13日(金)
販売店舗:全国のフミカ_ウチダ取扱店
価格:
・「カーペンターズツールバッグ」S 174,900円 、L 207,900円
・「コットンキャンバスタクティカルベスト」79,200円

アシックス(ASICS)から、セシリー バンセン(CECILIE BAHNSEN)と協業したユニセックススニーカー「ゲルキュムラス 16 SSCB(GEL-CUMULUS 16 SSCB)が新登場。

花のモチーフをあしらったコラボスニーカー「ゲルキュムラス 16」
アシックス「ゲルキュムラス 16 SSCB」22,000円
アシックス「ゲルキュムラス 16 SSCB」22,000円
ベースとなるスニーカー「ゲルキュムラス 16」は、ポコポコとしたソールが特徴のランニングシューズだ。コラボレーションでは、淡い陽光にほのかに影を落とす花々から着想。セシリー バンセンのシグネチャーである花のモチーフを、アッパー全面にあしらった。

アシックス「ゲルキュムラス 16 SSCB」22,000円
アシックス「ゲルキュムラス 16 SSCB」22,000円
繊細な花のモチーフをあしらったアッパーは、透明感のある半透明のメッシュレイヤーを重ねている。シューレースは、簡単に調節できるフラワー型トグルを備えたコードタイプを採用した。

アシックス「ゲルキュムラス 16 SSCB」22,000円
アシックス「ゲルキュムラス 16 SSCB」22,000円
カラーは、淡いイエロー×ブラックとオールブラック、グレートーンにまとめた3色展開となる。

なお、今回のコラボレーションは、アシックスが新たにスタートするパートナープログラム「シグネチャーシリーズ」の第1弾。同シリーズにおいては、シーズンごとに、アシックスのアイテムをベースとしながら、タッグを組むパートナー独自のフィルターを反映させる。

【詳細】
アシックス「ゲルキュムラス 16 SSCB」22,000円
発売日:2025年6月27日(金)
販売店舗:アシックス直営店、スニーカーショップなど、アシックスオンラインストア
サイズ:22.5~29.5cm(0.5cm刻み)、30.5cm