コンバース「オールスター」“葡萄アート”のスニーカー&星スタッズ配したスクエアトゥスニーカーの新作情報です。

トウヤ・ホリウチのアートワークあしらった「オールスター」
オールスター レガシー GP HI / トウヤ・ホリウチ 14,850円
オールスター レガシー GP HI / トウヤ・ホリウチ 14,850円
コンバースがコラボレーションするのは、ニューヨークを拠点に国内外で活躍する日本人アーティスト、トウヤ・ホリウチ。グラフィックデザインをはじめ、シルクスクリーン、プリント、スプレー、チャコール、オイルペインティングなど、ナイキ スーパーコピー多彩なメディアを駆使して作品を生み出している。

オールスター スクエアトウ OX / トウヤ・ホリウチ 18,700円
オールスター スクエアトウ OX / トウヤ・ホリウチ 18,700円
今回のコラボレーションでは、コンバースのアイコンシューズ「オールスター(ALL STAR)」シリーズから、「オールスター レガシー(ALL STAR LGCY)」と「オールスター スクエアトウ(ALL STAR SQUARETOE)」の2モデルをベースに採用。それぞれのスニーカーにトウヤ・ホリウチのアートを融合させ、個性豊かなデザインに仕上げている。

“グレープ”柄の70年代再現スニーカー
オールスター レガシー GP HI / トウヤ・ホリウチ 14,850円
オールスター レガシー GP HI / トウヤ・ホリウチ 14,850円
「オールスター レガシー」は、ブランドのアーカイブをイメージしたディテールと快適な履き心地を融合したフラッグシップスニーカー。ヒールに施された一つ星ラベルやヘビーコットンのシューレースなど、1970年代から受け継がれた特徴をそのまま生かしつつ、トウヤ・ホリウチのアートワークをアッパーからシューレース、インソールまでプリントした。

みずみずしいグレープの凹凸まで再現
オールスター レガシー GP HI / トウヤ・ホリウチ 14,850円
オールスター レガシー GP HI / トウヤ・ホリウチ 14,850円
アートワークのテーマは「グレープ(GRAPE)」。アッパーにはみずみずしいグレープのグラフィックをあしらい、上質なキャンバス素材によってその凹凸感までリアルに再現した。さらに、くるぶし部分の「アンクルパッチ」には、小窓から覗くようにグレープのモチーフをデザインしているのもポイントだ。

ライニングとインソールにもプリント
オールスター レガシー GP HI / トウヤ・ホリウチ 14,850円
オールスター レガシー GP HI / トウヤ・ホリウチ 14,850円
また、ライニングには自由の女神と「アンクルパッチ」を組み合わせた、トウヤ・ホリウチが特別に描き下ろしたアートワークをプリント。インソールにもグレープを大胆に描き入れ、遊び心溢れる仕上がりとなった。

上質ヌバックのスクエアトゥスニーカー
オールスター スクエアトウ OX / トウヤ・ホリウチ 18,700円
オールスター スクエアトウ OX / トウヤ・ホリウチ 18,700円
一方の「オールスター スクエアトウ」は、定番「オールスター」をベースに、つま先をスクエア型にアレンジしたスニーカー。上質なヌバックレザーのアッパーを採用し、まるで革靴のようなエレガントな佇まいを演出している。

星型スタッズ付き
オールスター スクエアトウ OX / トウヤ・ホリウチ 18,700円
オールスター スクエアトウ OX / トウヤ・ホリウチ 18,700円
カラーはシックなオールブラックで統一し、ハトメにはダルブラックを採用することで、より一層落ち着いた雰囲気に。また、つま先側から1つ目のハトメは、コンバースを象徴する星型スタッズにアレンジ。タンの裏側には、トウヤ・ホリウチが再解釈した「自由の女神×アンクルパッチ」のオリジナルアートワークが施されている。

【詳細】
コンバース × トウヤ・ホリウチ
発売日:2025年6月27日(金)〜順次
<アイテム>
・オールスター レガシー GP HI / トウヤ・ホリウチ
価格:14,850円
カラー:ブラック
サイズ:22.0〜28.0cm、29.0cm、30.0cm
・オールスター スクエアトウ OX / トウヤ・ホリウチ
価格:18,700円
カラー:ブラック
サイズ:22.0〜28.0cm、29.0cm、30.0cm

【問い合わせ先】
コンバースインフォメーションセンター
TEL:0120-819-217(平日 9:00〜18:00)

チューダーからブラックベイ クロノ “カーボン25”の新作情報です。

この週末、マイアミグランプリがフロリダに戻ってきた。2022年にF1のカレンダーに追加されて以来、同レースは今年で4回目の開催となる。近年のF1は“Drive to Survive”ブームを背景に北米市場での存在感が増すなか、アメリカ国内でのレース数を拡大。従来のオースティン(テキサス州)に加え、マイアミ、ラスベガスの2都市が加わり、アメリカで3戦が行われるようになった。この一大イベントに合わせて、チューダーはVisa Cash App Racing Bulls(VCARB)チームとのパートナーシップにより、新作モデルブラックベイ クロノ “カーボン25”を発表した。今回は、単なるカラーバリエーションやセラミックモデルの追加にとどまらない。カーボンファイバー製のケースを採用し、明確にモータースポーツを意識したクロノグラフとして仕上げられている。

ベル&ロススーパーコピー時計 激安限定2025本で展開される本モデルにおいて、チューダーはこの新作限定モデルを標準仕様のブラックベイ クロノとは大きく差別化するために多くの工夫を凝らしている。最大の特徴は、固定式のタキメーターベゼルを備えたカーボンファイバーケースだ。ケース径は42mmで、標準モデルより1mm大きく、厚さは14.3mmとスティールモデルの14.4mmよりわずかに薄い。防水性能は200mを確保しており、リューズ、プッシュボタン、ケースバックにはブラックPVD加工を施したチタンを採用している。

内部には、ほかのブラックベイ クロノと同様にCal.MT5813を搭載。これはブライトリングのキャリバー01をベースとする自動巻きクロノグラフムーブメントで、コラムホイールとシリコン製ヒゲゼンマイを備える。振動数は2万8800振動/時、パワーリザーブは70時間で、チューダーによる厳格なテストにより、2〜+4秒/日の高精度が保証されている。

これまでの説明を踏まえたうえで改めて強調しておきたいのは、このモデルがチューダーとVisa Cash App Racing Bullsチームとの関係性を背景に製作されたものであるという点である。ホワイトとブルーの配色やカーボンファイバーという自動車業界由来の素材の採用は、その証左といえるだろう。そしてこのモデルが、チューダーにおいて極めて希少な本数限定品であることも見逃せない。こうした限定モデルは基本的にブランドがパートナーシップの枠組みにおいてのみ展開するものだ。たとえばインテル・ミラノとのコラボで製作されたブラックベイ 58(1908本限定)が好例である。

前述のとおり、ブラックベイ クロノ “カーボン25”は2025本限定で製作される。すべてのモデルにはカーボン製エンドリンクを備えたハイブリッド仕様のラバー×レザーストラップが装着され、販売価格は103万7300円(税込)となっている。

我々の考え
チューダーといえば、やはりダイバーズウォッチの印象が強い。しかしクロノグラフを頻繁に使うタイプではない自分でも、過去に登場したチューダーのクロノグラフデザインには、特別な愛着を感じることがある。とりわけビッグブロックやヘリテージ クロノ(僕はブルーが好み)などがそうだ。そして今回のカーボン25もまた、新たにお気に入りリストに加えたい1本である。ドーム型のホワイトダイヤル、ブラックのインデックス縁取り、そしてスリム化されたカーボンケースの組み合わせが、ブラックベイ クロノに現代的な表情と魅力を加えている。

また、価格については最初やや高く感じたものの、ブラックベイ クロノグラフの通常モデルが81万1600円(税込)からであることを考えれば納得できる範囲である。しかも2024年3月に登場したピンクエディションのように、このラインは人気モデルの追加によって着実に進化を続けている。さらにこれは購入理由というより思考実験のような話になるが、この価格帯で機械式かつ自動巻きのカーボンケースクロノグラフを、ほかにどれだけ挙げられるだろうか(ここではカーボンファイバーとフォージドカーボン、カーボンコンポジットなどの素材の違いはひとまず置いておく)?

もちろんチューダーには、カーボンコンポジット製ケースを採用したペラゴス FXD “サイクリング”とペラゴス FXD クロノが存在する。どちらもムーブメントは共通でケース径は43mm、価格は77万円(税込)である。なお、両モデルとも限定品ではない。一方でエドックスからはカーボン製のクロノオフショア1が登場しており、こちらは45mm径のケースにセリタ製ムーブメントを搭載し、価格は59万4000円(税込)である。予算をさらに引き上げれば、1万ドル超の価格帯にはジラール・ペルゴ、ベル&ロス、ウブロ、ゼニス、シンガーなどが展開するカーボン製クロノグラフが豊富に揃っている。つまり、スティール製との比較におけるカーボン製クロノグラフの価値評価は極めて主観的なものである。ただし今回のチューダーは、限定モデルとしてプレミアムな価格帯に適切に位置づけられた1本といえる。もっとも、直接的な競合が同ブランド内に存在しているという点も見逃せない。

カーボン素材の話題を離れてもう少し広く捉えれば、カーボン25はブラックベイ クロノの進化形であると同時に、チューダーとF1、そしてVCARBチームとの関係性の進化をも象徴している。VCARBは引き続きレッドブル・レーシングのジュニアチームとして活動しており、2025年シーズンはとりわけ注目度が高い。というのも、元VCARBのドライバーである角田裕毅が、レッドブル・レーシング所属のリアム・ローソン(Liam Lawson)とシートを交代したばかりだからである。近年、特に2024年にダニエル・リカルドがVCARBを離脱した件をはじめとして、レッドブルが姉妹チームのドライバーをどのようにマネジメントするのかについて継続的に関心(あるいは“ドラマ”性)が高まっている状況にある。

単なる時計としてではなく、カーボン25はチューダーがF1における自らの存在感を明確に主張するモデルとも捉えることができる。F1という競技は、今なお時計業界との強固な結びつきを保ち続けている。2025年からはLVMHがロレックスに代わってF1のグローバル・ラグジュアリーパートナーに就任。同年には、同グループ傘下のタグ・ホイヤーがフォーミュラ1を再ローンチしたことも記憶に新しい。時計とモータースポーツの関係は1950年代から続いており、この75年のあいだにチューダーはサーキットにおいてさまざまなクロノグラフを披露してきた。オイスターデイト クロノグラフ、7100シリーズ モンテカルロ、デイトナに似たビッグブロック、79200シリーズ、2010年代のヘリテージ クロノ、セラミック製の個性派モデルであるファストライダー、そして現在の主力ことブラックベイ クロノへとその系譜は受け継がれている。

今回のカーボン25は、そのなかでもブラックベイ クロノというフォーマットを維持しながら、F1が持つ自動車工学的かつハイテクな競争世界に呼応するような仕様へと仕立てられている。カーボンファイバー製ケースの魅力と、全体に漂う現代的かつスポーティなレイアウトによって、モータースポーツファンやチューダー愛好家たちは、この限定モデルの購入枠をめぐってポールポジションを争うことになるだろう。

基本情報
ブランド: チューダー
モデル名: ブラックベイ クロノ “カーボン25”
型番: 79377KN

直径: 42mm
厚さ: 14.3mm
ケース素材: カーボンファイバー(裏蓋、プッシュボタン、リューズはブラックPVD加工のチタン製)
文字盤色: ホワイト(ブルーアクセント付き)、サブダイヤルはカーボン仕上げ
夜光: 針およびインデックスに夜光塗料を塗布
防止性能: 200m
ストラップ/ブレスレット: カーボン製エンドリンクを備えたレザー×ラバーストラップ

ムーブメント情報
キャリバー: チューダー自社製クロノグラフムーブメント Cal.MT5813
機能: 時・分・秒表示、45分積算計付きクロノグラフ、日付表示
直径: 30.4mm
厚さ: 7.23mm
パワーリザーブ: 70時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万8800振動/時
石数: 41
クロノメーター認定: あり(さらにチューダー独自基準により-2〜+4秒/日に調整)
追加情報: 耐磁性シリコン製ヒゲゼンマイを搭載

価格 & 発売時期
価格: 103万7300円(税込)
限定: 世界限定2025本(各個体にシリアルナンバー刻印あり)

ロレックス コスモグラフ デイトナ Ref.16520、希少な“マーク1ダイヤル”と出合うが新登場。

ロレックス コスモグラフ デイトナの歴史における最大のエポックメイキング。人によってはル・マンがデイトナとなったとき(その詳細についてはこちらとこちらの記事を読んでみて欲しい)を挙げる人がいるだろうし、あるいはポンププッシャーがねじ込み式になったタイミングを挙げる人もいるかもしれない。人により多少の違いはあるだろうが、自動巻きムーブメントの搭載、すなわちRef.16520の登場は、間違いなくコスモグラフ デイトナの歴史における大転換点になったと言っても過言ではないだろう。

その主役となるロレックス初の自動巻きクロノグラフムーブメントCal.4030は、ゼニスのエル・プリメロ Cal.400をエボーシュ(ベースムーブメント)として用いたことで知られており、3万6000振動/時の振動数を2万8800振動/時に下げてムーブメントの耐久性を高めたことは有名なエピソードだ。自動巻きモデルではケースサイズが40mm径へと拡大(手巻きデイトナ時代は37mm径だった)し、デザインも刷新。コスモグラフ デイトナ史上初めてリューズガードも採用された。今回紹介する個体は、その記念すべき初の自動巻きのコスモグラフ デイトナ、Ref.16520の登場最初期にあたる1988年(87年末も一部含まれる)の約1年間のみ製造された通称“マーク1ダイヤル”である。

最初期のRef.16520が注目を集める経緯となったのは、15年以上前のこと。同じく“マーク1ダイヤル”に該当する、エナメルのように透き通ったホワイトの“ポーセリンダイヤル”の発見に由来する。これは最初期の白文字盤仕様にのみ存在するつややかで透明感のあるエナメル調のダイヤルのことで、実際に陶(ポーセリン)製というわけではないのだが、エナメルの質感が強いことから、こう呼ばれている。その希少性もさることながら、マーク1ダイヤルが高い評価を受ける理由は、最初期のこのダイヤルでしか見られない独自のディテールの組み合わせにあった。

まず外せないのが、12時位置の5段におよぶレターだ。1段目の“ROLEX”のブランド名に始まり、2段目の防水ケースで自動巻きであることを示す“OYSTER PERPETUAL”、3・4段目にクロノメーターであることを証明する“SUPERLATIVE CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED”、5段目には“COSMOGRAPH”の文字が入る。ここにマーク1ダイヤルだけの固有のディテールがあり、“COSMOGRAPH”の文字だけが1行空いて独立して入ることから“段落ち”と呼ばれているほか、文字が浮いているように見えることから“フローティング”とも呼ばれる。

段落ち(フローティング)ダイヤル。12時位置の“COSMOGRAPH”の文字だけが1行空いて独立して入ることからこのように呼ばれている。

200タキベゼル。UNITS PER HOURの表記が3時位置にあり、ベゼルに刻まれた数字が50から200までであるため、“200タキ”と呼ばれる。

ベゼルにも最初期のRef.16520にだけ見られるディテールがある。前作にあたる手巻きデイトナのRef.6263やRef.6265から継承された“200タキ(マーク1ベゼル)”と呼ばれるタキメーターベゼル(以降、タキメーターに“225”表記のあるマーク2、“240”表記のあるマーク3と変化する)は、そのほかのRef.16520と比べると一線を画すスタイルで、これもまた“マーク1ダイヤル”特有のもの。さらにインダイヤルは、“6”が逆さまになって“9”に見える“逆6”仕様(ちなみにこの仕様は1993年ごろのS番まで見られるため、特別にレアというわけではない)になっている。ブレスレットのバックルはシングルバックルであることも“マーク1ダイヤル”の鉄則だ。

シンプルなシングルロッククラスプ。なお、クラスプを構成する板をつなぐピンの先端が穴が空いた切りっぱなしのような形状になっているのも、初期の個体が持つクラスプの特徴であるという。

最近ではさらに研究が進み、時・分針がほかのRef.16520のモデルより細く作られていることも注目すべきディテールとされている。ちなみに掲載した個体はワンオーナーもので、特出したコンディションを誇る。付属品はギャランティ以外はすべてがそろうという逸品だ。

「裏蓋のシールのホログラムが残っているほど使用感の少ない極上の個体です。外箱や内箱、シリアル入りのタグも残っています。付属品も高騰していて、そのなかで一番高価なのは実は箱なんですよ。付属するブックレットの写真でも“マーク1ダイヤル”が掲載されています」と、希少なロレックスについて詳しいエンツォショップの中井一成氏は、いかに希少なものであるかを解説する。

付属する初期ブックレットは、表紙の“ROLEX COSMOGRAPH”の文字が白抜きであるのが大きな特徴だ(初期モデル以降、おそらく1989年の途中ごろから“ROLEX COSMOGRAPH”の文字がゴールドへ変更となる)。加えて、ブックレットに掲載されている時計も、すべてのリファレンスがもれなく“マーク1ダイヤル”である。こうした付属品は破棄されてしまっていることも多く、RとL番の初期までに付属したであろう白抜きブックレットはきわめて希少だ。

なお、RとL番というのはシリアルナンバーを指すが、数字の頭にRやLなどのアルファベットが導入されるようになったのが、ちょうど自動巻きのコスモグラフ デイトナのRef.16520が登場するこの頃から。R番は1987年後半ごろ~1988年、L番は1989年~1990年にかけて製造された個体を示している。本個体の場合、こうしたシリアルナンバーを記したタグまで付いているのだから、より一層貴重な存在である。

「5段目の“COSMOGRAPH”レターが1段ズレていることで、それこそWネームのような見え方になっているのが、このモデル特有のポイントですよね。手巻きデイトナの名残りで、ベゼルが“200タキ”仕様であることも特徴です。このマーク1ダイヤルだけが、Ref.16520で唯一“200タキ”を採用していますから。これは近年になってわかったことですが、この年代のRef.16520はケースの形状が異なります。ケースが分厚く、側面の形がカマボコを連想させることから通称“カマボコケース”と呼ばれていますが、1990年ぐらいまではこのケースなんです。新たに細針であることもオリジナリティを見定めていく上で重要な基準になってきています。翌年の“マーク2ダイヤル”からは、12時位置のレターが4行になるのですが、この最初期の仕様でしか“段落ちフローティング”と“200タキ”の組み合わせはないんです」

さらにその魅力について、中井氏は付け加える。「やはりロレックスが威信をかけて作った最初の自動巻きクロノグラフということが、このモデルの魅力なんだと思います。世界最高峰のムーブメントを入れてフラッグシップとして作った一番最初のクロノグラフなんです。同じデイトナでも手巻きデイトナとは別物として捉えるべきだし、ロレックスにおける近代化の先駆けとなる時計です。1988年当時のサブマリーナー Ref.16800が45万円、GMTマスター Ⅱ Ref.16760が40万円でしたが、コスモグラフ デイトナ Ref.16520の日本定価は51万円。最新のスペックを盛り込んだ時計としては、当時はかなり戦略的な価格だったと思います。当時の定価の話とはまったく別ですが、Ref.16520のマーク1ダイヤルは、ちょっと程度の悪い手巻きデイトナなんかよりも市場での評価や、価格は今後も上がるのではないかと考えています。もともと個体数が少ない一方、時計としては手巻きデイトナよりも扱いが断然楽。それに適度にエイジングもしている。気軽に扱えるヴィンテージウォッチというのも魅力のひとつでしょう」

個体数が少ないというが、実際のところ初期のRef.16520はどのくらい希少なのだろうか。公式な製造本数はわからないが、1988年〜2000年までのRef.16520の総製造本数はシリアルナンバーなどから推測すると、約10万〜12万本程度だと言われている。なかでもR番(1987年末〜1988年中ごろ)のRef.16520に該当するものは約8000〜1万本ほどだ。そのなかでも前述のマーク1仕様はR番のごく初期の数カ月間のみ製造されたと言われている。その期間の短さを考慮すると、Ref.16520のマーク1ダイヤル仕様の当時の製造本数は2000本前後であると推測される。ただし、初期の製造個体では後年のメンテナンスの際にサービスダイヤルへ交換されているケースも少なくないため、オリジナルのダイヤルを保ったままの個体はさらに少ないと考えられる。

本稿は、Ref.16520の“マーク1ダイヤル”がレアモデルであることをことさら煽ろうという意図はない。だが、このような貴重なコレクションを日本のコレクターが所有しており、今もそれが市場に出回ることがあるという事実は、日本のマーケットが持つポテンシャルの高さを示すものだ。

アルピナ AL-709AN4SH6 スタータイマー パイロット ヘリテージ マニュファクチュール 188本限定が新登場。

今年は第2弾となります。

バンパー式の自動巻きムーブメントってわかりますかね?

50年代に手巻きから自動巻きへ移行する過渡期にできた360度回転しないローターなんですけど、オメガなどからもリリースされています。

アルピナのバンパー式ムーブメントは120度回転してたそうですが、このキャリバーAL-709は330度も回転します(360度回転した方がパーツへの負担が無さそうな気もしますが)。

アルピナ スタータイマ パイロット ヘリテージ マニュファクチュール モデルの新しい限定シリーズを2つ発表します。1つ目はグレーシャンパン、2つ目はネイビーブルーで、どちらもサテン仕上げとなっています。それぞれ188本の限定生産で、この2つの時計は、アルピナの歴史的なキャリバーである「バンパー」に敬意を表しており、サファイアバックを通して、その機械的インスピレーションを鑑賞することができます。

という事で2022年も2つのバージョンで登場。

ネイビー文字盤のスティールケースと、シャンパンシルバーダイヤルの金メッキケースの2種。

ホームページ上に定価を見つけられなかったのですが、取扱店では€2,850で販売されています。

で、注目なのは文字盤デザイン!

クッションケース(アルピナ唯一のケース)、ヴィンテージの「レイルウェイ」タイプの分針、4時位置のリューズ、ベージュのトップステッチを施したカーフスキン・ストラップ、当時のスタータイマーの自然な艶を再現したベージュのヴィンテージ夜光インデックスなど、スタータイマーの伝統を受け継ぐDNAは共通しており、ヘリテージ精神を体現しています。これらのすべてが、サテン仕上げの文字盤に配されています。

ロイヤルエアフォース(RAF)をオマージュしたようなパイロットダイヤルがかなり格好良いですね。

独特なクッションケースと4時位置のリューズもポイントです。

2つのエクスクルーシブシリーズ

最初のバージョンは金メッキのイエローゴールド・ケースで、グレーのシャンパン・ダイヤルはアラビア数字と針が非常に読みやすく、パイロットのために作られたこの時計にとって重要な品質となっています。ケースは全面ポリッシュ仕上げですが、上面には文字盤と同じテクスチャーのパターンが施されています。

2番目のバージョンは、同じくサテン仕上げのネイビーブルーの文字盤で、ポリッシュ仕上げとサテン仕上げが交互に繰り返されるスチール製のケースに収められています。文字盤の色が濃いため、必要な視認性を確保するために、針はシルバーになっています。

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スタータイマー・パイロットの歴史が求めるように、この2つのヘリテージ・マニュファクチュールの作品には、38時間のパワーリザーブを備えたアルピナ自社製自動巻きキャリバーAL-709が搭載されています。サファイア裏蓋から全体が見えるこのローターは、「バンパー」モデルの象徴的な形状を踏襲し、330°回転しています。サイズは 42 x 40.75mmで、水深100mまでの防水性を備え、188本の限定生産となっています。

ケースサイズ42 x 40.75mm、防水100m、各188本限定です。

W10っぽいデザインを表で楽しめ、裏からはバンパー式ムーブメントを楽しめる2度美味しいモデルが・・・シチズンのフラッグシップショップでは扱いが無いかな?

AL-709AN4SH6

STARTIMER PILOT HERITAGE MANUFACTURE
AL-709AN4SH6

€2,850.00

ムーブメント
自社製キャリバーAL-709、自動巻き
38時間パワーリザーブ、26石、28’800 alt/h

ケース
サテン仕上げ・ポリッシュ仕上げのステンレススチール製2重構造ケース
直径42×40.75mm
厚さ13.25mm
傷の付きにくいサファイアクリスタル
10気圧防水(100m/330ft
シースルーケースバック

文字盤
ネイビーブルーダイヤル、サテン仕上げ、ホワイト目盛、ベージュ夜光塗料付きマーカー
シルバーのアプライドインデックス
シルバーカラーの時針・分針(ベージュの夜光塗料付き
シルバー色の秒針

ストラップ
ブラウンカーフレザーストラップ、オフホワイトのステッチ

限定モデル
188本限定生産

AL-709ACH4SH5

STARTIMER PILOT HERITAGE MANUFACTURE
AL-709ACH4SH5

$3,150.00

ムーブメント
自社製キャリバーAL-709、自動巻き
38時間パワーリザーブ、26石、28’800 alt/h

ケース
ブラッシュ&ポリッシュ仕上げのイエローゴールド製2重構造ケース
直径42×40.75mm
厚さ13.25mm
傷のつきにくいサファイアクリスタル
10気圧防水(100m/330ft
シースルーケースバック

文字盤
シャンパンウォームグレーダイヤル、ブラッシュ仕上げ、ブラックインデックス、ベージュ夜光塗料付きマーカー
アプライドブラックインデックス
ベージュの夜光塗料を塗布したブラックの時針・分針
ブラックの秒針

ストラップ
ブラウンカーフレザーストラップ、オフホワイトのステッチ

限定モデル
188本限定生産

ヴァシュロン・コンスタンタン 5500V/110A-B686 “パンダ” オーヴァーシーズ・クロノグラフ 42.5mmの新作情報です。

5500V/110A-B686 はパンダダイヤルと呼ばれるシルバー文字盤に黒のインダイヤルを配置した視認性の良いデザインとなっています。

文字盤のヘリも黒く塗られ引き締まった印象で、42.5mmのラージケースですが、そこまで大きく感じないかも知れません。

国内定価は4,620,000円。

いつも通りシースルーバックで、3つのストラップ(スティールブレスレット・ラバーストラップ・レザーストラップ)が付属します。

元々あった逆パンダと今回の新作パンダ文字盤。

クロノグラフと言えばこのバランス。

しかしこのタイミングは、人気取りに来た感じがします・・・。

セカンドマーケットで定価割れ寸前だったシルバーモノトーンの5500V/110A-B075はお役御免。

中古は300万円台でお買い得。

なかなか素敵なラインナップ。

5500V/110A-B686

オーヴァーシーズ・クロノグラフ
ジュネーブ・シール
5500V/110A-B686
直径
42.5 mm
厚さ
13.7 mm
ムーブメント
自動巻き

¥4,620,000-

エレガントかつカジュアルな雰囲気があるこのステンレススティール製の時計は、シルバーの文字盤と対照的なブラックのカウンターが付いたコラムホイール・クロノグラフを搭載し、時刻の視認性を非常に容易にするとともに、旅行者にその独創的なタッチを伝えます。旅のスピリットに捧げるトリビュートとしての方位図からインスピレーションを得た装飾が特徴の22Kゴールド製のローターを、シースルーケースバックから眺めることができます。ステンレススティール、レザー、ラバーの3本のインターチェンジャブル・ストラップとクラスプで、お好みの時計にパーソナライズすることができます。

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ケース
素材 ステンレススティール
サイズ 42.5 mm
厚さ 13.7
防水機能(気圧) 15
ケースバック シースルーケースバック、サファイアガラス
ブレスレット
ブレスレットの数量 3
ブレスレットの素材
ステンレススティール, ポリッシュ/サテン仕上げ, カーフ (ブラック), ラバー (ブラック)
バックル
種類 デプロワイヤントバックル
素材 ステンレススティール
文字盤
素材 金属
ウォッチ
重さ 189 g
生産国 スイス

キャリバー 5200
リファレンス 5200
エネルギー 自動巻き
サイズ(MM) 30 (13¼”’)
厚さ(MM) 6.6
パーツ数 263
石数 54
パワーリザーブ(時間) 52
振動数 28800 V.P.H. (4 Hz)
表示
時, 分, スモールセコンド, カレンダー表示, クロノグラフ, 12-hour counter, 30-minute counter
証明書 ジュネーブ・シール

まとめ

いかがでしょうか?

「【2025年新作】ヴァシュロン・コンスタンタン 5500V/110A-B686 “パンダ” オーヴァーシーズ・クロノグラフ 42.5mm ¥4,620,000-」でした。

オーヴァーシーズのテコ入れでしょうか。

シルバーではなくエナメルの様なホワイト文字盤に黒目だったらもっと良かったようにも思えますが、メーカーの拘りなのかしら。

デイトナ風にはしたくないんでしょうね。

クロノグラフが欲しいと思ってもノーチラスもアクアノートもロイヤルオークも定価以上のプレミアム価格ですので、Code11.59やオーヴァーシーズのクロノグラフは良い選択肢になりそうです。

どちらの新作も格好良いです。

ロレアートやアルパインイーグルのクロノグラフは、まだそこまで出回ってなさそうなので被りたくない方はその辺りをチョイスしても良いかも知れません。

それではまた!